バルセロナの旅
2017年8月14日から19日まで、夏休みにバルセロナへ。
1日目
カテドラル前のホテル コロンに滞在した。ホテル自体は古いものの、スペースも広く、街の中心でとても交通の便が良かった。
カテドラルは、数百年も前から改築を繰り返しながら今の姿になったという。荘厳。
私が好きなのは、"Les pigeons" .鳩のシリーズです。
Les Pigeons, Cannes by Pablo Picasso
その後、少し歩いてカタルーニャ音楽堂へ。案内の時間帯と合わず、中には入らず、タクシーに乗って、FCバルセロナの本拠地、カンプノウへ。
FCバルセロナの歴史やスタジアムを堪能。一人当たり25ユーロと高いのですが、見どころたっっぷりで、3時間くらいいたみたい。でも、シーズンオフにこれだけの人を集めて、かなり商売上手です・・・今年からスポンサーの楽天ロゴもしっかりありました。
この後、カサ・ミラへ。今回の旅の一番の目的はガウディでした。こんなところに住んでみたいです。
さらに、グエル公園へ。この時すでに夕方5時ごろ。予約してあったので良かったですが、行った時にはすでにチケットは売り切れていて、入れない人たちもいました。
お菓子の家、可愛かった・・
初日に頑張りすぎて、あちこち行ってしまいましたが、もっとゆったりした日程だったら、1日1つか2つでゆっくり回るのがいいですね。
読書 メモ「Zero to One ピーター・ティール著」
自分の中にあった常識をひっくり返された本だった。今やリーン・スタートアップがもてはやされている世の中で、競争のない世界で事前に計画し、それに賭けろという。
私もM&A&Aに多少携わってきた中で、どれが当たるかわからないから、ポートフォリオみていくつもはっておこうなどと、まるでそれがセオリーかのように語る人たちを多くみてきたし、自分自信も染まりかかっていた。自分が惚れて、これだと確信出来るものに賭けるべきだと気付かされて、恥ずかしくも思えた。
隠れた真実の存在を信じて、探し続けること。それが競争のない世界だ。振り返ればごく当たり前に見える洞察が、重要で価値あるコンセプトをうみだす。
例えば、世の中、真実ではないのに企業や団体のロビー活動や宣伝のおかげで、真実かのように捉えられていることが多々ある。過剰に薬を出されるのも、痩せられない食事がはびこるのも、隠れた事実を見つけられていないからだ。
なぜ、人は痩せられないのだろう。なぜ、健康的な生活を送れないのだろう。科学の裏付けがないのに、水素水が売れるのはなぜだろう。
隠れた真実を探す第一歩は、自分の頭で考えること。より良い未来を創るためにゼロから1を生み出すことだ。一度限りの人生で、自ら未来を創ることに参画することが、きっと大切なことなのだ。
キャリアチェンジはかくも難しい・・
ある程度のトップのポジションで入ってきた人は、長くその企業にいる人よりかなり難しい立場だ。さらに、業界を変えてきたらより大変。信頼を部下から得るのも、同じマネジメントチームから得るのも物凄く大変。先ずは実績を、と思って焦れば焦るほど空回りするし、周りも冷める。さらには、新しい風への抵抗勢力は凄まじい。どうすれば、人心掌握して皆の信頼を得ることができるのか、すごく考えさせられる今日此の頃です。でも、最後は利他の心で会社やチームに尽くすことかなぁ。
転職たくさんしてキャリア積むのもいいですが、やっぱりそのフィールドを深く理解することは重要で、私は個人的には1つのフィールドを極めるのも時間と努力が必要なので、転職は向かないなあ。もっとヘルスケア、医療を極めたいし、そこに自分のオリジナリティも創りたい。例えば、ヘルスケア✖️食育とか。やっぱり食事は気になるなぁ。。
あと、会社やめるなら、転職はしません。きっと起業です。
帝王学
貞観政要を勉強する前に、「帝王学(山本七平著)」を指南書として読んだ。貞観政要の要諦をわかりやすく解説してくれている。
リーダーとしてのあり方、心構えをあらためて見直させてくれる。
私にとって響いたこと。
「十思」足ることを知って自戒することを思い、謙虚に自制することを思い、虚心、部下の心を聞くことを思い、自ら身を正して悪を退けることを思い・・・
「九徳」寛大でしまりがある、事が処理できる、簡にして廉・・・
リーダーは十思で自らを統御し、部下の九徳を弘め、能力のあるものを適材適所で任じ、善い者、正しい者の言葉で身を正せば、全員がその能力を喜んで発揮するだろう。
直言の正邪を見分ける
「六正・六邪」の人物評価法
確かに、消えゆく企業には六邪がいるのだと思う。
次は貞観政要を勉強します。
for better or worse
奈良さんが、卒業制作なのかあるいは決意表明として、1987年から2017年までの作品が豊田市美術館に集合した。
私にとっては、横浜での展や、青森、金沢など10年以上の年月の中で出会ってきた作品たちとの再会でもあり、とても懐かしく、また愛おしい子達に出会えた感激でなぜか涙まで出そうだった。あらためて、出会った作品たちの叫びや祈りを強烈に届けられて怖くもなった。そして、初めて出会った作品たちも、なぜだろう、雑誌やSNSで見かけたせいか、なぜか懐かしくて、初めて会った気がしなかった。それでいて新鮮でもあった。
とりわけ、不思議な気持ちになったのは、星の覗き窓から、Voyage of the Moonを見下ろした時。星の気持ちになった気がしたのは、最近、身近な人を亡くしたからか、勝手に、自分が死んだら魂はこんな眺めで見ているのかと錯覚した。それも悪くない。そして、こんな風に見つめていて欲しいと思った。今は、心安らかに、いつか、天国で会いましょうね。
想い描いたキャリア
昔から、外国への憧れが強くて、英語を使った仕事がしたかった。貧乏だったから留学もしたかったけど、できなかった。でも、字幕翻訳とかに憧れて、高校生の頃は戸田奈津子さんの講演とか聞きにいったなぁ。
結局、通訳とかそういうのは巡り合わせなかったけど、今はあちこち海外にとんで現地の企業と協業したりしてる。気がついたら、社内で海外との契約件数はやたら多い人みたいで、その分、皆さんに色々とご迷惑もお掛けしている・・あるところは、想い描いたキャリアかもしれない。
でも、世界は広くてもっと憧れるキャリアの人がいっぱいいるのよ。今も、50代からの新たなキャリアを想い描いている。人生、一度だから、やりたいことはやりますか。